高 坂雄一 / 近況フォトアルバム [No063/2006年11月16日、大雪]

今朝未明からまた雪が降り続いている。もう直ぐ丸一日。 連れがキンコーラスに出張のためにスパイク付きスノータイヤを履いた四駆(Suzuki Grand Vitara 日本名エスクード)を持っていってしまったので、トミーを学校まで連れて行くのに橇を使う。もう一台の車はスノータイヤを履いていないので坂の多いこの村 では動きが取れない。 昼食時間までには道も除雪と砂利まきがおわると思いきや雪が降り続き車が出せず歩いて昼食を届けに行く。学校が終わった後また橇で迎えに行く。片道 1.5kmあるので雪道を9km歩いたことに... どうせならとケモノミチを歩きまだ残っているノバラの実などの写真を撮る。雪が1m近く積もっている箇所もあり前進するのに難儀する。 家の周りの除雪もしなくてはならず今日は一日に4度も。ドライなパウダーとはいえ数時間で10cm以上積もるので明日朝にはどうなってしまうのだろうか? ま、カマクラを作るために2mの雪山を作ったりトミーと遊んだので良いとしよう。パウダーなので気温が上がって圧縮しないと穴が掘れないが。 夕食前にキンコーラスから電話がある。 あまりもの吹雪のために除雪車が出られずキンコーラスからニュー･アイアンチまでのハイウェイ(約70km)が封鎖とのこと。ハイウェイの途中に は16％という驚異的な坂道があり、そこがさらにS字にカーブしているので多くの車は登れないことがある。さて連れは今夜どころかいつになったら帰ってこ られるのか全く分からなくなってしまった。 17年前にはこの付近で豪雪があり、数週間雪が降り止まなかったことがあり全ての家やビルが雪の下に埋もれたとのこと。まだ陸の孤島であったキン コーラスでは男どもは水源地を代わり番で氷を壊して守り、女どもは村の家々を繋ぐ雪道を掘って行き来していたという。モグラじゃないんだからと思うが、今 年そんなことが起こったら面白いなあと思うのは私だけであろうか。 http://mixi.jp/view_album.pl?id=924762 バックナンバーはこちらへ。