photoalbum-top

高 坂雄一 / 近況フォトアルバム

[No046/2006年10月3日、NR(長時間露光ノイズ・リダクション)テスト]

昨夜のス ター・トレイル撮影のテストでは、最終の撮影後霧が出てしまったので続けられなかったため、今夜もテスト。また夜半には霧に。

一枚目は21:41から30秒露光したもの(北斗七星が点になっているもの)と、25:32くらいから2,061.3秒(約34分)露光(星が軌 跡になっているもの)したものをPhotoshopで合成。一時間に星は北極星を中心に15度反時計回りに動くので、星の軌跡のほうでは北斗七星が画面右 に動いてしまい取っ手の部分しか写っていない。上の2枚は4時間の差だから60度も動いたわけだ。両方ともNR(長時間露光ノイズ・リダクション)をカメ ラ内加工しているのだが、34分の方では黒い斑点が沢山現れている。

P201-6673_6676

<データ>
露光@
カメラ: Pentax *istD
レンズ: SMC-FA20mmF2.8
ISO: 400
絞り: F2.8
露光: 30秒
記録方式: RAW

露光A
カメラ: Pentax *istD
レンズ: SMC-FA20mmF2.8
ISO: 200
絞り: F8
露光: 2,061.3秒
記録方式: RAW


二枚目はNR(長時間露光ノイズ・リダクション)を使っていない比較写真。画面上左上がピンクになっている部分があるが、これがCCDによる熱ノイズ。カ メラ内NRを使うとこの熱ノイズが綺麗に消えるのが分かる(他の写真から。)

P201-6674

<データ>
カメラ: Pentax *istD
レンズ: SMC-FA20mmF2.8
ISO: 200
絞り: F8
露光: 997.7秒
記録方式: RAW


気をよくしてトライした3枚目。1時間(3,587.3秒)ほどで試してみるとなんとも大変な結果に。熱ノイズは綺麗に処理されているのだが、画 面上沢山のノイズだらけである。30分と1時間では露出としては一段階しか違わないのだがここまで異なるとは。もう少しテストを重ねる必要がありそうだ。

P201-6675

<データ>
カメラ: Pentax *istD
レンズ: SMC-FA20mmF2.8
ISO: 200
絞り: F8
露光: 3,587.3秒
記録方式: RAW


今夜はAC電源を使用、20mmという超広角レンズを使ったのだが、デジ一眼のため焦点距離が1.5倍の30mmになってしまい、北極星を一緒に写すこと ができなかった。次回は14mm(デジ一眼で21mm)を試してみようと思う。

因みに少しでもオーロラが北の空に現れていればこれだけの長時間露光をするとぼんやりと記録されるのだが、今回はまったく出ていなかったようだ。

作例
L-0847-02

http://mixi.jp/view_album.pl?id=793863
バックナンバーはこちらへ。