高
坂雄一 / 近況フォトアルバム
[No024/2006年6月7日、夜光雲 (NLC)] |
昨夜は
オーロラが出るとの予報がNASAより出ていたので、眠い眼をこすりながら待っていた。
23時、24時、1時と時が過ぎていくのだが、まったく兆候が無い。
オーロラが出ているかどうか確かめる方法はいろいろあるのだが、私はデジカメを使う方法にしている。
微妙なオーロラは肉眼では見ることができないため、NASAやカナダ政府ののウェブサイトで、今どこにあるかを確かめながら、北北東の空向けて長時間露光
する。
http://www.blue-moon.ca/links.html
かすかなものであっても、地平線上のどの辺にあるかが分かれば、後どのくらいでこちらに来るのかが経験的に分かってくるものである。
しかし、昨夜は朝4時過ぎ、北北東の空が明るくなり始めてもオーロラはやってこなかった(泣)
が、が、が、である。
オーロラより物凄く珍しいものを空に見つけてしまった。
今まで何度か見たことがあったのだが、撮影したのは初めてだった。
夜光雲(やこううん)である。
英語ではNLC (Noctilucent Cloud)と呼ばれ、極地方に近いところで、夏にしか現われない極めて特徴のある雲である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9C%E5%85%89%E9%9B%B2
通常の雲は対流圏の10km以下に出るのだが、このNLCはオーロラの出現する少し下の80kmに出現する。もう宇宙との狭間である。
とても高いところにあるために、太陽が沈んだ後かなり後になってもNLCには太陽光があたっている。 そのために真っ暗の空に真珠の白い輝きのように見え
るのである。
外の気温は5度であったが、1時半から3時まで撮影しながら見とれてしまった。
1枚目が1時49分、5枚目が3時4分であとはその途中である。
撮影後直ぐにNLC調査機関に写真をメールすると、先ほどNLCと確認された。
http://mixi.jp/view_album.pl?id=505802&mode=photo
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