8月12日にバンクーバーで撮影したペル セウス座流星群の写真がNASAのAstronomy Picture of the Dayに掲載されました。
本日（8/16）分です。
http://antwrp.gsfc.nasa.gov/apod/astropix.html


上のリンクは毎日新しいものに変わるの で、明日以降に見られる際にはこちらのリンクからどうぞ。
http://antwrp.gsfc.nasa.gov/apod/ap080816.html

10日の午後10時過ぎからダウンタウン を南から眺められる場所ということで、グランビル・アイランドの東に位置する海岸で撮影を始めました。以前バンクーバー上空のオーロラを撮影した場所で す。

流星群とはいえ街の灯りがとても明るいので大火球でもないと写真に記録されません。これは露出を街の明るさに合わせているためです。それでも一枚でも撮れ ればと一晩粘りましたが薄いものだけでした。



12日が流星群の極大との事で11日も午 後9時半から待機、今度はダウンタウンより真西に位置する少し離れたスパニッシュ・バンクです。

デジタル 一眼レフカメラに14mmレンズを使っていたので、35mmカメラ換算で約21mm。
大体画角が90度くらいなので北東から南 西を撮影していたことになります。

ペルセウス座が流星群の副射点（見た目の 流星が流れ出す始まり）なのでこの方面だと街と一緒に撮れるだろうと期待していましたが、街明かりがはやり明るいので露出時間がとても短くなり難しかった です。
そのため一晩中撮影したにもかかわらずこ のひとつの大火球だけが記録されており、その他肉眼で確認できた暗い流星はひとつも記録されていませんでした。


残念ながら周りにはカニ釣りの人とカップ ルが沢山居たのでうるさく、自分はmp3プレーヤーで音楽を聴いていたので大火球の音は聞くことができませんでしたが今まで見た中でも一番に近い明るさの 流れ星でした。

ワーホリのドイツ人女性とカナダ男性の カップルから何で撮影しているか聞かれたので、流星群のことを伝えました。すると数分後にこの大火球が現れたので周りの人はみな驚いていました。 預言者にでもなった気分で す。みな生まれてから見た中で一番明るい流星だと興 奮気味でした。

流星が撮れなかった時の保険として1時間 33分の間に2386枚を連続撮影していたので、星の軌跡（スター・トレイル）と同時に流星が写しこまれています。中央の縦線は飛行機の軌跡です。

いままでホワイトホース上空のオーロラと、皆既月食の写真がAPODに掲載さ れていますが、一年ぶりにまたここに掲載されるとは思いもしませんでした。 2晩この写真を撮るだけに 苦労した甲斐があったというものです。
http://antwrp.gsfc.nasa.gov/apod/ap011008.html
http://antwrp.gsfc.nasa.gov/apod/ap070901.html

これから更なるプロジェクトを考えなくて はならなくなりました。来年トカラ諸島や屋久島で見られる皆既日食にでも挑戦してみましょうか。
http://www.tokara.jp/kaiki/index.html
http://www.yakushima-town.jp/modules/menu/main.php?page_id=142&op=change_page
http://www.totalsolareclipsefestival.jp/