7月中旬からカナダ東海岸まで遊びに行った。
もともとトロントで活躍しているミュージシャンとのコラボの打ち合わせが目的だったのだが、エアカナダのポイントを使って飛ぶことにしたため、もう一箇所
に降りてもポイント数が同じということでできるだけ遠くまで行くことにしたのだ。
出発前2日に予約をしたため極地地方へのフライトは取れず、何とか取れたのはノバ・スコシア州北東端のシドニーという元鉱山の町であった。この付近はケイ
プ・ブリテンと呼ばれ、島になっている。有名なのは北西部のカボット・トレイル。ケイプ・ブリテン・ハイランド国立公園がある。
が、もっと北に行きたいと思いシドニー空港でレンタカーを借りると直ぐにインフォメーション・センターで情報集めをする。港からカーフェリーがあることを
見つけ、北に位置するニューファンドランド州に行くことにする。夜間の8時間航行ということでフェリー内で仮眠を取る。
ニューファンドランドでは氷山とパフィン(ツノメドリ)を撮影したかったのだが、氷山は暖冬と最近の熱波の為に一つも残っていなかった。グリーンランドか
ら2〜3年かけて北部ノーザン・ペニンシュラの辺りに氷山は流れ着く。この付近は氷山の墓地という位氷山が最終的に集まってくるところなのに残念であっ
た。またパフィンは州都セント・ジョンズの南部で見られるということであり、フェリー・ターミナルのポート・オー・バスクスからは片道905km、ノーザ
ン・ペニンシュラに行く時間がなくなるので断念した。(泣)
霧のポート・オー・バスクスから最北端まで情報集めをしながら一気に走ることにする。良さそうなところは帰りに寄る事にする。いたるところに小さな漁港が
ありロブスターやカニ獲りの籠が積まれている。
結局最北端の小さな村カープーン(Quirpon)まで7百数十キロ、到着は午前になっていた。今回は撮影を最優先のため車内泊としたので太陽が昇ってく
る
北東を覗く事のできる村の高台で仮眠を取る。曇っていたので日の出は駄目だったが、起きると崖の下に赤い屋根の白い家々があり遠方まで来たという感じで
あった。
お隣の村ランツー・オー・メドウズは千年前にバイキングが白人としては初めてやってきて一世代住み着いたと言うところである。何があったのか定着せずにグ
リーンランドに戻ったらしい。
冬には海も凍ってしまうくらいの寒い地方なので木々も小さく、まるで月面のような石しかない場所も多い。いずれ紹介したい。
帰りのフェリーまで4日間しかなかったので仮眠をしては日の出、日の入り、夜と一日中車を走らせ写真を撮る。食事の時間ももどかしく缶詰を温めもせずに食
べる程度であった。今回は4日間で2千キロ走ったが、次回は2週間くらいの時間が取れればグロス・モーン国立公園でハイキングもできるのにと思った。
漁港が多いので灯台がいたるところで漁船を見下ろしている。灯台といえばノバ・スコシア州のペギーズ・コーブの灯台がカナダ一有名であろう。帰りの飛行機
はハリファックスで乗り換え。夜7時半から翌朝7時までの乗り換え時間があったので、レンタカーを借りて70km離れた灯台まで撮影に行く。霧が立ち
込め、荒狂う海のスプレーを浴びながらボーッと闇夜に浮かぶ灯台は漁民にしてみれば頼もしい存在であろう。とても幻想的だったが、機材は塩水でビッショリ
になってしまい、気温も10度あるかないかの強風でペギーズ・コーブのお店もすでに閉店であった。結局ハリファックスまで開いているレストランを探して走
り、その後ハリファックス空港でチェックインまでレンタカー会社の駐車場で仮眠となった。
Ship
Coveのミニチュア・モデル
セント・アンソニーの灯台(昼)
セント・アンソニーの灯台(夜)
セント・アンソニーの灯台(日の出)
Lobster Cove
Cape Anguille
Neils Harbour
Baddeck
Louisbourg
Bird Islands
Peggy's Cove
突然ですが8月に訪日します。
mixiのコミュニティーにてオフ会を開催することとなりました。
日にちは8/12夕方から、東京駅の近くになると思います。
オーロラのスライドショーと少量ですが写真なども販売します。
興味がある方はmixiのこちらから、
http://mixi.jp/view_event.pl?id=8928153&comm_id=1094459
または直接ご連絡ください。
info@blue-moon.ca
タカサカまで。
2006年7月30日
ニュー・アイアンチより
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