メルマガの発行が途絶えてしまった。
コレは故にミクシーのせいである。
前号34を書いたころ知人から招待されてそのままはまってしまったのである。
やはり日記にしても、フォトアルバムにしてもわざわざFTPソフトを使ってアップロードするのに比べて断然楽である。
近況に関してはミクシーを覗いていただきたい。
野生動物が冬眠から起きだしてとても活発だ。
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=2954565
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4月中旬にカナダ東部の極北地方へ視察に行った。
以前から行ってみたかった場所のひとつであり、これからも四季を通じて通いたい場所である。
季節の変わり目と言うことで天候に心配があったのだが、4晩のうち2晩でオーロラ撮影ができた。 ふしぎなことでイエローナイフで撮影しているとオーロラ
はまず北に現われて、光が強くなるにつれて頭上に、そして南に移動していく。 この現象はイエローナイフがオーロラ・オーバルの真下に位置することを意味
する。 が、今回は真っ暗な夜空にあるとき急にオーロラが光りだして、直ぐに南に移動してしまった。 北側に出ることは殆ど無かったことからこの場所が
オーロラ・オーバルの北の端に位置しているのではないかと思った。 たかが2晩の観察であるからこれからもっと調べる必要がありそうだ。
http://www.blue-moon.ca/2006apr.html
2006年4月5日零時1分、 凍りついた大河の上で光り続けるぼんやりとし
た光
現地のイヌイットはオーロラをアクサニー (Aqsaniit)と呼ぶ
日中には極北の空を堪能した。
ちょうど森林限界船付近に位置するために木々はとても小さい。
空を遮るものが無いわけで、BC州の巨大な森林とは正反対である。
その中一日中スノーモービルを走らせる。
イヌイット・ガイドのティキリーさんと、 後ろの木々は小さいが350歳ほど
のトウヒ
グリーンランド出身のティキリーさんが、凍った河の
透きとおって綺麗な部分を斧で砕いて食べさせてくれた
とても幸運なことに政府の方がヘリコプターに便乗させてくれると言う。 前日に難破した小さな漁船を探すためだと言う。 結局船は捜せなかったが(乗組員
は前日同じヘリで救助されたとか)広大なツンドラ地帯を見渡すことができた。 やはり極北でも今年は暖冬だったようで、北極海の一部のこの湾も完全に凍り
つくことが無かったようである。 コレでは北極クマが生活していけないわけである。
まったく植物が育たないツンドラ地帯
融け始めた海
ぼおっと白銀の世界を見ていると何か黒い物体が見えた。 ジャコウウシである。 近づいてヘリを着陸させるが驚いて逃げてしまった。 イヌイット・パイ
ロットのピーターさんは気を利かせてその群の上まで案内してくれた。 ジャコウウシは10数頭程度で群をつくり、外敵に襲われると大きなオスが鋭い角を外
に向けて円陣を組む。 その中に幼い子供やメスを入れて守るのである。 真上から見ると綺麗な輪になっているのが分かる。 コレでは狼も容易には近づけな
いであろう。
ジャコウウシの円陣