1月9日より極北カナダ、北西準州のイエローナイフに滞在している。
到着時の気温が零下22度、いつものことだがB737機から空港の建物までは、タラップを降り外に出なくてはならない。 観光客がこの寒さの中、飛行機をバックに記念撮影を行っていた。 残念なことに、大規模なオーロラは我々が飛行機の中にいた際に出現したそうで、到着後は曇ってしまい撮影はできなかった。
10日夜、「オーロラ写真撮影ツアー」の方々に写真の講座を行ってすぐ、それまで曇っていた空から、少しずつ星が見え始める。 そしてすぐに緑色の光が動き始めた。
翌11日も曇天が続いたが、夜半にまた雲が消え去り動きのあるオーロラが現れた。 現地のツアー会社では寝袋のオバケのようなオーバーオールのレンタル防寒服を貸し出ししているので、零下28度のこの夜も観光客はゆっくりとこの光を楽しめたようだ。 勿論私は零下50度以下でも平気な完全防寒である。
イエローナイフには珍しく3晩続けて今夜も薄曇で、星はかすかに見える程度である。 しかしその薄雲を通して、ブレイクアップと呼ばれるオーロラの爆発が見られた。 今も車の中で次の光が出るのを待っているところである。
イエローナイフに滞在中には、その夜のオーロラを "Tonight's Aurora" というページで紹介するので、こちらよりご覧あれ。 そのうち動画もアップの予定である。
2004年1月13日午前1時 (山地標準時) プレリュード湖畔車上より。
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